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© 1994, 2000 Maeda Mameo Tokyo, Japan



金魚は日本の夏の代表的なモチーフのひとつですね。

龍、ドクロ、蝶、バラなど、 ボクが好きなモチーフはいくつもあるんですが、 金魚もその内のひとつです。 今回は女性のボディーラインのように美しい曲線を 表現しようとしてみました。



オリエンタルと言うだけあって色づかいは『唐三彩』を意識しています。 唐三彩は1970年に発掘された李鳳の墓(675年埋葬)から初期のものが発見されたことから、 7世紀に始まったものと考えられているやきものです。 その後7世紀末から8世紀にわたって量的にも質的にも全盛期を迎えました。 当時政治的中心地であった西安、洛陽からの発掘品が多く、時の支配階級が贅を競って、 自らの墓地をきらびやかに飾りたてました。 当初唐三彩は、全て副葬用明器と思われていましたが、近年、墓地以外に宮殿跡地、長安の市街地や、寺院の遺跡等からも発見され、 また唐の時代に日本に渡っているものもあることから、皿、碗、壷の類は日常生活品として使用されたと解釈されるようになりました。 唐三彩に使われる原料は良質のカオリンで、これを入念に精製することで、彫塑や型押しに耐える練土ができあがります。 これが造形に多様性を与え、迫力のある複雑な表現を可能にしました。 色彩は白地に、黄、茶、緑、そして稀に藍も使われ、互いに滲み合って様々な色合いを見せます。 産地は河南省の鞏県窯を一大産地として、近隣の諸窯でも焼成されたと推測されています。



最近、緑のTシャツを着ている人が目にとまるので、緑を基調にしました。






























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